信じなさい
「ギリシア人やローマ人の神々は人間を助ける神々だが、ユダヤ人やキリスト教徒の神は、人間に命令する神である」
(前者に)「祭儀を司る人はいても、神の意を人間に伝え説く」人はいない。
以上、『ローマ人の物語』。(元々のローマ帝国には神主などのプロの聖職者はいなかった。)
神々が人を助けると言っても、自然=神でもあるので、ハリケーンや地震のように時として神々は怒り狂って人間を苦しめるので神々のご機嫌をとる祭儀が必要。
キリスト教の人と話していて、意外と真宗とよく似ていることで意見が一致した。ともに、ただ信じて祈れと教える。
キリスト教の三位一体はキリストが神だとしている。故にキリストの墓には人骨のようなモノがあってはいけない。キリストの遺骨はあり得るはずがない。神だから。人間ではない。人間の姿をしていただけ。
同じ理屈でキリストの子孫があってはいけない。
と、いわれてやっと『ダ・ヴィンチ・コード』を少し理解できたような気がした。