特殊指定廃止せず

 新聞の場合、新聞社や販売所が地域や読者によって異なる定価をつけたり、値引きしたりすることを禁じている。

 
 公正取引委員会は新聞の特殊指定廃止を見合わせる決定をしたようだ。
 
 前に名古屋地区の特徴のひとつとして夕刊をとらない家が多いことがあげられていた。
 今でもこの地区は地元の中日新聞が70%以上のシェアがあり、他の全国紙は陰に隠れている。日経新聞中日新聞の販売店で取り扱っている。(逆に中日新聞系の東京新聞は東京では日経新聞の販売店が併売している場合が多い)。毎日新聞は市部でこそ専売店はあるが、田舎でもし読みたければ中日新聞の販売店に頼むことになる。産経新聞は大阪から送られてくるぐらいで、滅多に見ない。
 ほとんどのチラシは中日新聞にしか入らないので、休日前になると他紙とは新聞の厚みが随分違う。独禁法違反になるので中日新聞は知らない素振りだが、中日新聞の販売店会が他紙にチラシを入れるとウチでは扱わないと圧力をかけるのだ。
 ここに30年ほど前に殴り込んできた読売新聞は普通では太刀打ちできないと夕刊なしで朝刊のみの低価格で中日新聞の牙城を切り崩そうとした。ダンピングだと中日新聞は猛烈に反発し、両社の戦争は全国的な話題にもなった。
 その時、夕刊の質量共にその薄っぺらさに前々から疑問を抱いていた名古屋地区の住民が行動に出てもおかしくはない。中日新聞も朝刊だけの特別価格を設けた。そして、夕刊をとらない家は増えていった。
 
 さて、冒頭に戻る。
 新聞の定価は夕刊のない読売新聞を除いて朝夕刊のセットで決められている。そして、朝刊だけ、夕刊だけの場合には、新聞社の決めた定価はない。
 
 
 だから、地区によってや販売店によって価格設定が違うラシイ???タブン???
 販売店は決して認めないだろうが朝刊だけとかなら値段は交渉できると聞いたことがある。ウソかな??!ソウダトオモウ!?タブン?!シンジナイデネ!!