暗闇の枯れた花

 自分を見れば自分で納得できることがあります。
 私は自分で他の人より正直者だと思っていますが、自分に都合の悪いことは黙っています。嘘を言わない限り正直者でいられると思っています。
 また、見て見ぬ振りをするのも得意です。
 
 巷に溢れる情報は情報源にとって都合の良い情報とチクリだけ。その他の大半は嘘っぱちです。
 
 アンケートに答える時、回答者は質問者の意図を見抜き、意図に沿って答えようとします。
 
 情報の取捨選択はカメラのフレームと同じ。レンズを通してしか見ていないし、レンズは不要な対象を安易に切り捨てます。
 綺麗に咲いた花を撮影する時、隣の枯れた花をフレームから外そうと誰もが努力します。

 情報とは操作される物です。その人にとって正しい情報が他人にも正しいとは限りません。

 ラーメンでも色んな味があるように、対象が同じでも出てくる情報はマチマチです。ひとつの情報だけを信じていると土壺にはまることがあります。
 
 複数の情報を吟味しても恐らく暗中模索。何が何やら。自分勝手な正直者が多すぎる。
  
 保身に明け暮れる役人の情報が信じられるのか疑問です。情報とは少なくとも提供されるものではなく、必要な情報は自分で探さなくては。
 実際には、自分で直接得た情報以外は半信半疑で望むべきなのでしょう。