いつも滴る雪解けの水
今年のNHKの大河ドラマは『功名が辻』で、主人公は山内一豊がモデルらしい。らしいと書いたのは見たことがないからだ。
先の市町村合併で山内一豊の生誕地の有力候補になった。が、市の広報誌に紹介されるぐらいでまったく盛り上がっていない。巨大ジャスコ近くにある黒田城跡の小学校の一角に小さな碑があり宣伝の幟が寂しくはためいている。
そもそも昔ほどご当地が大河ドラマで踊ることもしなくなったようだが、戦国時代の織田、豊臣が扱われれば、近所のどこかが記念の地になる可能性はいつもある。
戦国時代の優秀な人材はみんなこぞって江戸に連れて行かれたので、カスばかりが残っているそうだ。家系図的には我が家は関ヶ原の合戦の後に関ヶ原からこの地方に移ってきた一族の分家だそうだから、カスではないかもしれないが、おおよそ落ち武者狩りにでも功績があったのだろう。
しかし、祖祖父の代は両貰いだとも聞いているから家系図はともかく血縁的には海のものとも山のものともつかない。名門でも何でもないから気にもしないし、愛犬の血統書の方が余程価値があるだろう。
脈絡もなく、なんて事をツラツラと風呂で考えていたらふと思いついた。
今の世の中、血縁が問題視されるのはあの一族だけである。いつまでたっても騒動が収まりそうにない。この科学の時代に男系母系なんてもう古いのではないか?
一族全員のDNA鑑定をして、一番近い人から相続権を与えればよい。遺骨の残っている一番古い人のDNAを基準にしても面白いだろう。
全員外れだったりして・・・?