野球四方山

  • そのかなり昔に伯父が新設工業高校の教頭を勤めた時に「野球部はグランドを広く使うのに運動量が少なすぎる」と野球部を認めなかった。
  • 愛知県の高校野球というと、四天王が圧倒的に強い。予選の参加校はかなり多いのだが、愛工大名電中京大中京、東邦、享栄のどこかが甲子園に行っていて、他の高校はないに等しい。我が地元の私立高校も頑張って選手を集めるのだが、中学から有望な選手はほとんど先のどこかの高校に特待生としてスカウトされているので、残り物になってしまい、せいぜいがベスト8がやっとで、後はくじ運次第となる。
  • 昭和63年に当市に創設された大成高等学校もその一つで、諦めもしないで必死に甲子園を目指して練習していたらしいのだが、厚い壁に阻まれて、県の代表になることはなかった。そして、少子化の煽りをうけてこの高校の本校に当たる稲沢女子高等学校が平成13年に共学となり愛知啓成高等学校と名称変更。大成高等学校の野球部はそちらに移された。

 愛知啓成高等学校は目出度く今度の春の甲子園に選抜された。隣の市は大騒ぎしている。

  • 2005年のワールド・シリーズで競った片方のチームには黒人の選手が一人もいなかったそうだ。人種差別で閉め出されたのではなく、黒人の子供たちが野球をしなくなったらしい。都会には野球をするスペースはなく、遊びと言えばバスケットボールか、芝生があればアメフト。
  • 我が家のすぐ近くにグラウンドがあり野球でもサッカーでも二面は余裕でとれる。ナイター施設もあり、昔は草野球のメッカだったが、最近はサッカーばかりで、野球は50代以上のスポーツかと思うぐらいだ。日本でも確かに子供は野球をしなくなった。
  • ちなみに母校は昭和16年の春に甲子園で準優勝しているが、戦時中でもあり参加校はとても少なかったようだ。それ以来、一度も甲子園には行っていない。