感動の一瞬を

 日曜日、朝と夕方に用事があったので、昼に映画を見る。久しぶりに晴天の日曜日でチョッピリ残念。「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」。見事なダイジェスト。主人公とその他大勢のキャラが上手に描き分けられている。一本だけでは成り立たないシリーズ物なのでコレでよいのだ。
 
 NFLプレーオフ。今週はついに個人的に推していた優勝候補の2チームが敗れる。凄い試合だった。その内のひとつ、スティーラーズとコルツ戦は一週間は余韻に浸れそうな壮絶な格闘だった。決定的な瞬間に犯した小さなミスの連続で歓喜と苦渋の津波が押しては引きをコロコロと繰り返す。ラストの2分間に4つのドラマが生まれ、勝利の女神のちょとした気まぐれで誰にも超えられぬ険しい絶壁が形作られる。
 
 試合が終わってしばらくは誰も声が出ない。
 
 それがスポーツだとしても、フィクションは現実を超えられないのか。